おすすめとは
よく感じるのが、”おすすめ”ってとても強いなぁと。
私は居酒屋でバイトをしているのですが、迷ったらとりあえずおすすめを聞いてくるお客さんは本当に多いです。おすすめって何が良いかというと、
1つ目に失敗する確率が低いことです。
自分で頼んで不味いものが来るよりも、お店の人に聞くのが一番外れがないからです。
2つ目に、失敗が人のせいになります。
人から聞いたおすすめが不味かったとしても、自分のせいにはならないからです。
3つ目に考える手間が省けます。
選択肢の中から何かを選ぶって面倒くさいので、時間使わずに済みます。
難しい話になってきますが、私が生まれた1996年からここ20年では500倍もの情報が出回り、2020年にかけてここからまた50倍になるそうです。ITやテクノロジーの進化によって世の中は非連続的に変化しています。
AIやIoTなんて言い始めればキリがありません。
情報量が増えることに対して、人間側の選択能力が追いついていかず、信頼できる人や仲の良い人の”おすすめ”をそのまま選択することはある種の合理性があります。
例えば、家電やネットに詳しくない高齢者の方々がジャパネット高田でモノを買う理由がまさにそれです。家電とか色々あってよく分からんけど、こんだけ有名な高田さんが言ってたら正しいだろうという判断です。
おすすめというものは思考を全く介することなく、停止したまま行われがちです。
居酒屋の話からITの話へ飛んだりもしましたが、最終的に言いたいのは”おすすめ”って良いよねということです。人にどんどん自分の好きなものをおすすめして、人からどんどんおすすめを聞けば、あらゆることの楽な選択ができるんじゃないかなぁと。